オフィス移転をすると言いましてもただ引越しをすれば良いというものではなく、さまざまな手続きが必要になります。取引先の会社や顧客に対して新しい住所のお知らせをするといった挨拶も当然しなければなりませんが、それ以外にもやらなければいけない手続きがあるのです。まずオフィス移転をする際にしなければならないのは法務局や税務署への届出になります。法務局には移転前の担当局に対して必要書類を提出し、税務署には移転登記後に登記簿謄本などを添えて異動届出書や給与支払事務所等の移転届出書を移転する前と後のそれぞれの税務署へ提出しなければなりません。
地方税務署にも同じような手続きが必要になります。次に取引先の会社や顧客に対応するために電話の移転手続きや郵便局へ郵送サービスを利用するための手続きが必要です。こうすることで移転案内サービスも利用ができますので必ずしておく必要があります。その他にも保険の契約の変更や加入などの手続き、リース機器の手配、定期的に購読しているものがあれば変更手続きなどをしなければならないでしょう。
これらの準備や手続きをすることでオフィス移転することが可能となり、混乱しないためにも変更できるものはしっかりと変更しておき、案内を出しておかなければなりません。特に取引先の相手だと変更していることが分からないと今まで通りに連絡が来ますので挨拶状にもしっかりとオフィス移転したことを明記して、新しい住所や連絡先を伝えてください。